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  • 執筆者の写真コグマ

「命」を救う心肺蘇生

 

看護師は「命」にかかわる現場で仕事をすることになりますが、これは看護師に限らず誰もが直面する可能性があります。


コグマは昔、市民体育館で働いておりました。体育館は老若男女様々な人々が利用する場所です。運動する場所なので、「健康のため」「楽しむため」など用途はそれぞれです。しかし、無理をして怪我をしたり、場合によっては救急車が出動することも度々ありました。

あるとき、「お客様が意識不明で倒れている」という声が聞こえました。すぐに、救急車の手配を指示し、AEDを持って現場に走りました。現場では高齢の男性が倒れており、みるからに心肺停止状態でした。近くにいた別のお客様が心肺蘇生を行っていて、すぐにAEDを使いました。幸い最初のショックでそのお客様が意識を戻し、一命はとりとめました。


この体育館のスタッフが出勤して最初にやることは、心肺蘇生の練習です。

「傷病者発見、周囲の安全確認、二次災害の恐れなし。大丈夫ですか、大丈夫ですか、反応なし、誰か来てください人が倒れています.......。」

というセリフがあちあらこちらで聞こえてきます。このような日頃の練習が、いざという時に役に立つということを、改めて思いました。

コグマの昔話でした。


看護学部では4年生後期開講の救急・災害看護学の授業で心肺蘇生法・AED・応急処置を学びます。



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